健康経営事例10 株式会社ドクタートラスト（東京都渋谷区）の取り組み

こんにちは！健康経営事例.com　管理人の竹田大介です。

本日は、東京都渋谷区の株式会社ドクタートラスト様の健康経営取組事例をご紹介致します。

取材日：令和2年1月15日（水）

インタビュアー：竹田大介、竹田剛

企業プロフィール

会社名：株式会社ドクタートラスト

代表者：代表取締役　高橋雅彦

従業員数：65名（令和2年1月現在）

設立：平成16年9月

事業内容：産業保健体制のトータルサポート

産業医による企業の健康管理指導
産業保健師・看護師による企業の健康相談
専属産業医、保健師・看護師等の人材紹介業務
ストレスチェック実施サービス
医療職による心身の健康に関するセミナー
産業保健師による衛生管理体制のコンサルタント

会社ウェブサイト

オウンドメディア

お話し頂いた方：ウェルネスサービス推進課　課長　吉尾清乃様、加藤美和子様

健康経営の取り組み

　株式会社ドクタートラスト様は、産業医や保健師などの医療資格者が企業に訪問の上、社員の皆様の健康管理を円滑に実施できるようサポートする、医療サービス会社です。

　取引先企業の従業員の健康をサポートする企業だけに、自社の健康経営についても取り組んでおられ、健康優良企業銀の認定、健康経営優良法人2019、スポーツエールカンパニー、東京都スポーツ推進企業など数多くの認定を受けておられます。

残業の削減

　定時18:00以降の残業は申告制で、20:30以降の残業は原則禁止（やむを得ない場合は上層部への申告が必要）。

　全社員の残業時間を管理し、月45時間を超えそうな社員には個別にヒアリングを実施し対策を講じ、全社員の毎月の残業時間を電子掲示板等で共有するなどの取り組みで、社員一人ひとりの意識を高めて業務を効率化し残業を削減。

　またインターバル制度で業務時間の調整、部署ごとに部内の業務量を平準化するなどチームワークでの残業削減を実施。

　その他、月2回のノー残業デー、毎月第2金曜日のプレミアムフライデー（15時退勤）を実施。

健康診断

　健康診断受診については衛生管理者が、事前にスケジュールを確認のうえ予約、日程が近づいたらアナウンスを行うことで、受診率100％を達成、乳がん、子宮頸がんなども全額会社負担で実施。

　健診結果で指導が必要な社員には管理栄養士・保健師によるフォローを実施。健診結果以外でも、日常生活の健康のアドバイスを医療職の社員に相談しやすくしている。

　健診結果が優良な社員にはご褒美有り。

インフルエンザ予防接種

　インフルエンザ予防接種は就業時間内に全額会社負担で実施。

運動する機会の増進

　昼食後に眠くなりやすい14時頃に全社員で映像を見ながらラジオ体操などを実施。眠気を飛ばして集中力を回復することに加え、デスクワークの最中に体操を入れることで肩凝りや腰痛の予防となり、社員同士のコミュニケーション促進にも繋がっているとのこと。

　また、大手スポーツクラブと法人契約を結び、社員は月に4回無料でスポーツクラブを利用でき、毎月利用者の名前を電子掲示板等で公表し、利用を促している。

社内自動販売機に砂糖の量を表示

　管理栄養士が社内の自動販売機の飲料の砂糖の量を表示することで、砂糖の入っていない飲料を選ぶ社員が増えているとのこと。

社員向け健康教育

　社員のヘルスリテラシー向上のため、年に数回、社員向けに健康教育を実施。またお客様向けの無料セミナーにも社員の参加を許可している。

　その他、社内で衛生管理者試験を実施することで社員の衛生管理の知識を向上し、その後社外で衛生管理者資格試験を受験する場合は全額会社負担で受験可能。

皆勤賞

　病欠・遅刻・早退が1年間なかった社員には、金一封を贈呈。健康促進に対するモチベーションアップにつながっている。

元気回復休暇

　年次有給休暇とは別に社員に心身の疲労回復を目的として年５日の休みを与える「元気回復休暇」を導入。所属長または医療職の判断で取得を命令できるのが特徴。具体的には、１週間の時間外労働が一定時間を超えたり、深夜残業が一定以上に及んだりした労働者に対し、翌週に休むよう命じる。「ストレス＝疲労」と捉え、過度に疲れがたまった際には積極的に休暇を取得する社内文化の構築をめざす。高ストレス状態になることを防ぎ、メンタルヘルス不調の発生を防ぐ。

“ペットロス”などの理由でも取得できる。