健康経営事例11 日本ユニシス株式会社(BIPROGY株式会社)(東京都江東区)の取り組み

こんにちは!健康経営事例.com 管理人の竹田大介です。

本日は、東京都江東区の日本ユニシス株式会社様の健康経営取組事例をご紹介致します。

取材日:令和2年1月22日(水)

インタビュアー:竹田大介

企業プロフィール

企業名:日本ユニシス株式会社(2022年4月1日  BIPROGY 株式会社へ商号変更)

代表者:代表取締役社長 平岡昭良

設立:昭和33年3月

従業員数:連結 7,740名、単体 4,350名

業務内容:クラウドやアウトソーシングなどのサービスビジネス、コンピュータシステムやネットワークシステムの販売・賃貸、ソフトウェアの開発・販売および各種システムサービス

健康経営認定:健康経営優良法人2019 大規模法人部門 ホワイト500

URL:https://www.unisys.co.jp/

お話し頂いた方:

人事部人事労務管理室 担当課長 橋本和昭様

日本ユニシス労働組合 中央副執行委員長 滝沢圭太様

健康経営の取り組み

 日本ユニシス株式会社様は、昭和33年創業で国内では古参のIT企業です。

 健康経営にも積極的に取り組まれており、3年連続で健康経営優良法人 大規模法人部門 ホワイト500に認定されています。

 日本ユニシス株式会社様では、平岡昭良社長がCEOとCHO(Chief Health Officer)を兼任され、生活習慣病の予防、メンタルヘルス対策、オープンイノベーションの取り組み活用の3つをテーマに健康経営に取り組まれています。

 オープンイノベーションの取り組みとしては、ヘルステック企業のサービスを積極的に試行・導入しておられるとのこと。

一次予防(健康増進)

  • 健康ポータル(社内イントラからの情報発信)
  • 健康マイポータル(健康ポイントプログラム)
  • オフィス環境整備(マッサージチェア、血圧計等の設置)
  • 健康イベント、セミナー
  • 健康関連の教育、資格取得奨励(メンタルヘルスマネジメント検定、日本健康マスター検定等)
  • ノー残業デー、ノー残業月、有給取得奨励日(有給取得率80%以上!)
  • 社員食堂改善(本社ビル内に2ヵ所設置)、禁煙外来設置、ジム法人会員(コナミスポーツクラブ、スポーツクラブルネサンス、セントラルスポーツの大手3社!)、宿泊補助等

 健康ポータルでは前人事部長の禁煙日記などを配信し、従業員の禁煙意識を高めておられるそう!

 健康マイポータルでは、使用するとポイントがたまり、1ポイント1円換算で様々な商品と交換できる取り組みを行い、従業員の健康づくりへのモチベーションを上げておられるそうです。

 また健康イベントやセミナーの実施、健康関連の教育や資格取得の奨励により、従業員のヘルスリテラシーを向上させておられるとのこと。

ヘルスリテラシー:健康情報を入手し、理解し、評価し、活用するための知識、意欲、能力であり、それによって、日常生活におけるヘルスケア、疾病予防、ヘルスプロモーションについて判断したり意思決定をしたりして、生涯を通じて生活の質を維持・向上させることができるもの

 その他、自社のバドミントン事業団によるバドミントン体験会など、運動の機会増進にも取り組んでおられます。

 昨年には、同社労働組合の機関紙にて、組合役員の方のダイエット企画を掲載し、当メディア運営の株式会社肉体改造研究所が監修させて頂きました。

二次予防(早期発見・対応)

  • 健康増進アプリ(肩こり腰痛、睡眠、食事改善等)
  • 健康相談、カウンセリング(3名のカウンセラーが常駐)
  • 定期健康診断、ストレスチェック
  • 診察、検査、投薬等(本社ビル内に日本ユニシス診療所を設置)

 健康増進アプリはベンチャー企業が開発したアプリを使用し、その中でも肩こり腰痛対策アプリ「ポケットセラピスト」を導入してからは従業員の不定愁訴が改善されているそうです。 

三次予防(休職・復職支援)

  • 欠勤、休職制度、復職支援プログラム
  • 団体長期障害所得保障保険(GLTD)

 上記の取り組みにより、高ストレス者を2016年から5年かけて2割減らす目標の達成にも近づいておられるとのこと。

 日本ユニシス株式会社様のような大企業が率先して健康経営に取り組み、取り組み内容を公開して頂くことにより、他企業の手本となり、健康経営に取り組む企業が増えることで健康な国民が増え、健康寿命の延伸につながります。そのためにも、当メディアで引き続き健康経営に取り組む法人様の取り組み事例を取材し、ご紹介して参りたいと思います。

 

 

 

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